現地2022年8月17日、イギリスのヨーク競馬場にてG1インターナショナルステークス(3歳上、芝2060m)が行われ、欧州マイル王バーイードが初の中距離をものともせず圧勝した。
序盤から縦長となった展開で、バーイードは後方2番手に待機。前年の覇者ミシュリフは逃げるハイデフィニションから離れた2番手を確保し、さらに離れた3番手にネイティヴトレイルが続く。
直線半ばでミシュリフが先頭に立つと、馬なりのまま馬群を割ってポジションを上げてきたバーイードもやや遅れてスパート。あっという間にミシュリフをかわし、他馬とはけた違いの末脚で圧巻の勝利を収めた。
ミシュリフは6馬身半遅れた2着を確保。3着には最後方から突っ込んできた最低人気のサーバスカーがさらに2馬身半差で続き、ネイティヴトレイルは勝ち馬から13馬身3/4差の5着に沈んだ。
W.ハガス厩舎のバーイードはシーザスターズ産駒の4歳馬。前走のサセックスステークスまでG1レース5連勝を含む9戦9勝の完璧な戦績で欧州最強マイラーの地位を不動のものとしていたが、初めての中距離でも一線級のライバルたちが相手にならない圧倒的な能力を見せつけた。
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