鹿児島市の集合住宅に開設したネットカジノで、客に賭博をさせた疑いで逮捕された暴力団組員の男の身柄が21日、鹿児島地検に送られました。
ネットカジノは約7億円の売り上げがあったとみられていて、警察が暴力団の関わりなどについて実態解明を進めています。
常習賭博の疑いで送検されたのは、鹿児島市武3丁目の指定暴力団六代目山口組傘下組織の幹部、松下光生容疑者です。
警察によりますと、松下容疑者は2月13日に逮捕された東京都の会社員と共謀して、2022年3月から2023年11月までの間、鹿児島市樋之口町の集合住宅など3箇所で、海外のインターネットカジノに接続して、客に賭博をさせた疑いが持たれています。
警察は2023年12月、この店の家宅捜索を行なっていて、関係者の捜査から2人を逮捕しました。
ネットカジノ店は約7億円を売り上げ、1億6000万円ほどの利益を得ていたとみられています。
警察は暴力団とのかかわりについて実態の解明を進めています。