アメリカ合衆国のベルモントパーク競馬場でGIベルモントオークス(3歳牝馬、芝2000m)が現地7月8日に行われ、O.マーフィー騎乗の6番人気アスペングローブがスローペースな馬群の中で追走すると、迎えた直線では末脚鋭く抜け出して快勝した(3/4馬身差)。
大外の9番枠から1馬身ほど出遅れる格好になったアスペングローブだが、マーフィー騎手がすぐに内ラチ沿いへ誘導して中団に押し上げる。半マイル通過は50秒55のスローペースとなり、一団で最終コーナーを回ると直線半ばから鋭く馬群を抜け出した。
3番人気のプリレクイジトが逃げ粘って4番人気パピリオとの2着争いをクビ差で制し、1番人気のミッションオブジョイは好位から伸び切れず7着に敗れた。
アスペングローブはアイルランドのJ.スタック調教師が管理するジャスティファイ産駒で、昨年8月にデビュー3戦目のG3フレイムオブタラステークスで初勝利。ここには愛1000ギニーで最下位の10着から遠征し、通算7戦2勝はどちらも重賞での白星としている。
ニューヨーク州競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、好騎乗のマーフィー騎手はマルシュロレーヌで制したブリーダーズカップディスタフ以来となる米重賞3勝目。「スタック師とは自分が14、15歳の頃に仕事をしたことがあるんだ。チームを組んで彼のためにベルモントオークスを勝てたのは本当にブリリアントだね」と喜んでいる。
なお、今後のアスペングローブはサラトガオークスないしデルマーオークスへ転戦すると見られている。
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