G1セントレジャー(3歳牡・牝、芝2920m)が現地9月16日にイギリスのドンカスター競馬場で行われ、ハーツクライ産駒のコンティニュアスが2番人気で出走。後方追走から直線半ばで早々と抜け出し、2着の1番人気アレストに2馬身3/4差をつけて完勝した。
コンティニュアスはゲートを出るとR.ムーア騎手が折り合いを優先し、直前のアレストをマークしながら後方3番手で中間点を通過。アレストが大外からドンカスター競馬場の約1000mある直線に入ったのに対し、コンティニュアスは内ラチ沿いに潜り込んで位置を上げていった。
コンティニュアスは逃げる僚馬デンマーク(8番人気)と内で2番手のグレゴリー(4番人気タイ)に詰まりかけるも、デンマークが失速してスペースが開くとすかさずスパート。残り2ハロン標識で並ぶ間もなくグレゴリーを抜き去って2馬身余りのリードを開き、ゴールまで寄せつけなかった。アレストが2着を確保し、さらに1/2馬身差の3着にはコンティニュアスと道中並走でチャールズ3世夫妻所有の3番人気デザートヒーローが続いた。
コンティニュアスはG1初勝利で前走のG2グレートヴォルティジュールステークスに続く3度目の重賞制覇。2018年の2000ギニーを制したサクソンウォリアーとは従兄弟の関係にあたり、オーギュストロダンと合わせてサンデーサイレンスの血を継ぐ産駒が英三冠を完全制覇する快挙となった。
A.オブライエン調教師はセントレジャー7勝目。英競馬メディア『attheraces.com』によると、オブライエン師は「凱旋門賞は2週間後で馬主たち次第だが可能性は大いにあるよ。ライアン(ムーア騎手)とも話した上で彼らがどうしたいかだね」「彼は非常に能力が高く、距離はもつし重馬場もこなす。どんなチャンスでもあるし、頑丈な馬だから2週間で回復できるかもしれない」と、馬主次第と断りながら自身には前向きな思いがあることを明かしている。
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